【テニス】フェデラー選手・ナダル選手の打ち方・具体的ラケット取り扱い説明書

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(1枚目画像右上のアニメーションは「アドベンチャータイム」。フェデラーナダル選手の腕の動き、このアニメの動きに似ています。)

 

※アニメーションは、あくまで「外見が」似ているだけです。

彼らのラケットの扱い方には、怪我をしない【動かし方のポイント】がいくつかありますのでなんとなくで真似をしない方が良いです。

 

この説明を最後まで読み終わる時には、この動きの注目するべき重要ポイントが頭の中で明確になり、よりラケットワークがシンプルに楽になると思います。

 

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(フェデラー2018 US)

 

目次

1. はじめに

2. 考え込まれたラケット動作過程

3. 身体が貧弱であるからこそ

4-①. フェデラー選手の打ち方

4-②. ボールの触り方

4-③. 手のひらはラケット返し動作の開始点

4-④. ラケット面に垂直にボールが接触

5. 古くなったストリングは非効率

6. 最後に

7. 単純明快なイメージまとめ

 

 

 

1.【はじめに】

以下の説明は、メカニカルな細かい構造を説明しながら、それを知った上で「どういったイメージを持てば本番でその通りに身体が動かせるのか」のフィーリングを示します。

構造だけ理解できたとしても追い詰められた状況で動かせるかとなると別の意識が必要です。

 

本番などの大きくプレッシャーのかかる余裕のない状況下で確認できるほどの単純明快なイメージを最後に示します。

 

また、以下はラケット動作についてを中心に書いてありますが、

「膝をやや曲げた状態に、頭部から骨盤にかけて地面に垂直に背骨が立った姿勢」、つまりまっすぐな体勢で実行することを前提としています。

顔が上下左右にぶれないことを前提としていることを留意して下さい。

 



2.【考え込まれたラケット動作過程】

フェデラーナダル選手の動き、従来持ちがちなフォームイメージと少し違います。


振り返る動作を使って最も少ない運動量で最大の球威が出るように打っています。ラケットから離れてからの球威・球速は素晴らしいですね。

ラケットに当たったかと思ったら既に相手の手元にボールがあるといった感じで、着地点が予測しにくいです。

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(フェデラー 2012)

この触り方、一般のテニススクールなどでは進んで教えて来なかったようです。


36歳でグランドスラム大会歴代最高の計20勝している戦術のプロ、ロジャー・フェデラー選手。全ての基盤である「打ち方」を全く考えないでここまで来ているとは思えません。


「天性・才能」という言葉で片付けていては学べるものも学べないので、才能ではなく努力で手に入れてきたものとして見ていきます。


彼らの身体の動かし方、トッププレイヤーがやるからには大きな利点があるのでしょう。

また、同じような「ラケットの扱い方」をブライアン兄弟のボブ・ブライアンが行なっています。

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(左: フェデラー2013,右: ボブ・ブライアン2016)

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 (ボブ・ブライアン2016)

 

3.【身体が貧弱であるからこそ】

一般的に、フェデラー打ちは「真似しにくい」と言われ、「普段の肉体作りが違う」という理由をつけて諦める方が多いのですが、実は逆です。

 

身体が貧弱であるからこそ有効な打ち方なのです。

 

野球のイチロー選手の【初動負荷理論】と同じ考えの元に生まれた打ち方です。

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「身体を大きくするための筋トレには賛成しません。ライオンは筋トレしませんよね」というイチロー選手の言葉があります。

 

プロ中のプロ、トッププロが行う【初動負荷理論】とは、自分のありのままの筋力を無理せずに超効率的に有効活用するための【身体の使い方】なのです。

 

ですから、誰かが「彼は特殊だから真似しない方が良い」と言うからといって、プロフェッショナルの貴重な参考資料を見ずに遠回りをすることはないのです。

また、トッププロ選手の完全コピーの必要はありません。

 

彼らの身体の使い方を見て学ぶことで、自分に合った【身体の使い方】を探すヒントを得ることができるのです。

 

 

では早速、フェデラー選手の『無意識』を『有意識』に落としていきます。

※以下の画像・説明を見る時は、自分がその動きをしている感覚を持ってご覧ください。

 

4-①.【フェデラー選手の打ち方】

 

①ラケットのグリップエンドから少し手がはみ出るように握る。

これは遠心力を最大限に利用するためです。

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②グリップエンド(手のひらに接触しているグリップエンド付近)を腕の一つの関節として考える

 

(※この時に、『手首』を関節の一つとして考えて打ちますと手首に無理な力がかかって故障します。関節の位置は肩・肘・グリップエンド(手のひら)」と考えます。)

 

ラケットの重さを最大限に利用して、タイミングバッチリの位置を探してください。

常に脱力していることと、

胴体の振り返り」がスイングの始まりということを忘れてはいけません。

 

左肩をコンタクトギリギリまでしっかり相手に見せてから右肩を出してコンタクトします。

※「左肩を相手に見せるまでの動き出しの動力」を一切殺さずに、その動力を全て右肩に流してコンタクトしてください。(フォアハンドの説明です。)

 

この胴体の動き(左肩→右肩)がなければただの手打ち(手首打ち)となり、より故障しやすく非力な打ち方になってしまいます。最期はテニス肘を引き起こします。

 

「胴体の振り返り」です。

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※ この時点で、

ボールとラケットが接触する時に

 

「瞬時に力を入れて体全体の質量をボールに当て、押し返している」というイメージは間違いです。

 

そちらのイメージですと、腕で衝撃振動をすべて受けることになるため治りにくい怪我をしますし、身体がすぐ疲れてしまいます。

なにより、最大パワーが低く、全てにおいて非効率的です。そのイメージではより楽な打ち方をしている相手との練習では長時間もたないでしょう。

 

身体を鍛えて体力を補う段階は、「全てにおいて超効率的で怪我をすることのない打ち方」を身につけたあとの話です。

 

 

ボールは、押すイメージではなく、ボールの横に入って身体の振り返りの動作過程でボールを巻き込むイメージです。

つまり、ボールの横に立って打たなければいけません。

 

「ボールを前で捕らえるように」と言われてきたかもしれませんが、

少なくともフェデラー選手とナダル選手はボールを横から身体の回転だけで巻き込むイメージで打っています。

 

押すイメージはどうしても手首に力が入ってラケットがブレるのでフレームに当たってしまいうまく力を抜いて打てません。

 

 

4-②.【ボールの触り方】

具体的な「完全脱力した触り方」とは、

力を入れていく方向性の「手首を固めるイメージ」を捨て、「手首をぐらんぐらんにして」力を抜いていく方向性の考え方で、ボールを『ペチンッ』とビンタします。インパクト後はラケットヘッドが先に出ていきます。

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このボールの触り方については、こちらのテニスビズさんの動画を参考にしてください↓

一度見れば忘れないでしょう。
https://youtu.be/aKyvV08WT7g

こちらが全ての基盤となります。

 

 

力を抜いていく方向性と力を入れていく方向性のイメージとの決定的な違いは、


インパクト時に腕全体が完全脱力しているかどうか」


です。

 

完全脱力していないから体に振動が入ってくるのです。テニス肘の元凶です。

ビンタのイメージで完全脱力を試みます。

ボールに当たるまでのスイングは、ドライブ回転をかけようとする軌道イメージではなく、

 

テイクバックによる「面が横を向いたラケット」をグリップエンド接触部位を支点(手首は×)に「体の回転の勢いで前に向かせる」イメージです。

 

これでボールを『ペチンッ』とビンタします。

 

一見、手首が柔らかく屈折しているので、「手首から動かし始めている」と考えることができますが、実際に手首から動かそうとして打つと、外観動作はこのようにはなりません。

 

そしてなにより、関節に痛みが現れ、長時間の練習ができません。

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屈折している部分が「手首」と考えていては、怪我をしてしまうのです。

 

この最初に注目しがちな間違ったイメージは、毎日強くコントロールしたボールでテニスを楽しみたい方達にとっては致命的な落とし穴・悩み所となります。

この問題は、「手首から、手のひらの真ん中あたりにまで支点のイメージを移動させること」で解決します。それだけです。

 

もう一度、上の写真を「手のひら」でラケットを向き返す気持ちになってご覧ください。

 

「コンタクト直前まで左肩を入れてから右肩を出す勢いで腕が勝手に前に出てきて、手のひらを支点にラケットがボールをビンタする」

です。

 

腕全体にドシンッとくる反動の段階はないのです。(手のひらには微量の反動がきます。)

 

カウボーイが投げ縄を投げるように、ラケットを遠くに放り投げるビンタのイメージを使って遠心力を最大活用しているのです。

 

その動きの流れを写真一枚・たった一点で観ると、あたかも手首を意識的に曲げて打っているように見えてしまうのです。

 

写真だけでは判断できないのです。写真ではわからないようなラケットのこれまでの動作が生む力・推進力が存在するのです。

 

是非、スプリットステップからフォロースルーが終わるまでの一連の動作を一つと考え、そこで初めてイメージ化し、参考にしてください。

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「手のひらの真ん中あたりにまで支点のイメージを移動させること」

それだけです。

 

 

 

4-③.【手のひらはラケット返し動作の開始点】

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この「手首の存在を考えない」というのはつまり、上図のイメージです。手首の存在イメージを消し去り、手のひらにグリップが機械的にくっついたものと考えるのがよいでしょう。

 

グリップに触れている部分=「手のひら」がラケット動作の支点になっていますね。繰り返しますが、手首を支点にすることはどうしても怪我をします。

 

上図のイメージで、横に向いた面を上半身の振り返りで前に向かせる、以下の画像のような「(完全に)脱力したビンタ」をします。

 

前↑

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上画像のフェデラー選手の「影」に注目してみると、上図のラケット稼働イラストのイメージがより明確になると思います。

 

上半身の 振り返りは「左肩をコンタクト直前まで十分に相手に見せてから右肩を見せ、最後に肘を見せる」という考えでうまく動きが流れていくと思います。

 

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ここでは「右腕の推進力」を止めないこともポイントです。

左肩を見せる前の動作時点でラケットの遠心力を感じながら、その遠心力を殺さずにそのままボールへぶつけるのです。

ラケットの遠心力の溜めは「テイクバックをする時」から始まっています。

 

テイクバックをしてからパワーを溜め始めるのではないという前提を確認してください。

 

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左肩をボール接触直前までキープしてから、一気に右肩が出て、最後に豪快に肘を見せているのがわかります。

 

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ナダル選手もしっかり肩を見せます。

 

[参考]

〈肩の開き過ぎについて〉

右肩と左肩が開き過ぎないように注意してください。腕が肩より後ろにまで開いてしまうとコントロール出来ません。右腕と左腕は「ハ」の字を保ったままにしてください。

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〈グリップの握り具合について〉

手のひらでグリップを握る部分はおおよそ下図の赤色の範囲あたりです。

 

意外かと思われますが、ここが第三の間接=「支点」になります。(第一関節は肩,第二関節は肘です)

 

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※この位置は当然個人差があります。脱力出来ていればどこでも良いですが、手首に近くない方がビンタ(=脱力)しやすく関節を痛めないでしょう。

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〈手首を曲げることは良くない〉

テイクバック時に、手首をわざと不自然に曲げることはインパクトまでの安定しない時差が出てしまうため、やめた方が良いです。

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(ゲイブ・ハラミロ氏の”Making Champions”)

 

フェデラー選手は外観が手首をこねくり回すように見えますが、実はこねくり回してはいません。

腕が脱力しているため、しなる動作をしていますが、手首をこねくり回すような変な癖はプロツアーでは致命的です。

 

手首は打つ寸前までブレないようにやや安静にさせる必要があります。

打つ寸前はフッと脱力させるのです。

 

瞬時の動作に対応するためにも無駄な動きは避けます。

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4-④.【ラケット面に垂直にボールが接触

この打ち方ではラケットに垂直にボールが接触していないと打ち出す角度が安定しません。

 

しかし、この打ち方を習得していない段階で、筋肉を使って力ずくで打ちたい方向に調整してしまうとこの打ち方の利点がなくなります。

 

フェデラーナダル選手の打ち方の利点とは

 

最小限の筋力で、体に負担なく、底なしのパワーが出る球をコントロールできることです。

 

「怪我をしない」ラケットの扱い方なのです。

 

粘り強く脱力のタイミングを探してみてください。

この打ち方は手首にも肘にも負担がないのです。

(怪我しないのには柔軟性が必要です。身体が常に柔らかく、肌はプニプニとした状態をイメージしてください。

呼吸で一回息を吐く毎に身体全身の力が一段階ずつ抜けていくイメージで段階毎に脱力してみてください。)

 

「垂直に接触」というイメージは、「フラット気味なボール」になるのではないかと思いがちですが、

 

打撃の強い打ち方であれば、ストリングの食いつき(スナップバック※)によって回転は勝手にかかります。回転量はフォロースルーの仕方で自由自在に操れます。

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(ナダル2017)

 

ドライブ回転で有名なラファエル・ナダル選手はボールを叩き潰して回転をかけるトッププレイヤーです。

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彼は常に基本が「ボールを叩き潰す」という打ち方なのです。

 

通常、彼はボールを叩き潰すことを確認してからフォロースルーをします。

叩き潰す動作と回転をかける動作の比率はおおよそ、8:2の割合で取り組んでいると思われます。

 

これは、初めから「擦り上げようとするスイングの意識」ではナダル選手のこのスイング動作と打ち出される球威は出ないだろうという推測の元の考えです。

 

ロジャー・フェデラー選手ももちろん基本はボールを叩き潰すスナップバック型です。

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(フェデラー2017 AO)

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叩き潰す動作8に対して、回転かける動作2のフォロースルーに回転量をコントロールする技があるのでしょう。

 

基本の打ち方が「ボールを擦り上げる」という意識で打っている方は、第一に回転ばかりを気にして、ボールに球威がないことが多いです。

 

強いボールを打とうとした時、無理に球威を出そうとするので、手首等故障する可能性がありますし、よくフレームにボールがあたります。

 

※•••スナップバック

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ボールがラケット面に強く接触した勢いでストリングがたわんで戻る現象のことをスナップバックと呼んでいます。

 

5.【古くなったストリングは非効率】

古いストリングガットでは、ストリング同士の摩擦が強く、打った後にストリングがずれたまま戻らなくなります。

これではスナップバック現象が起こらずに、ボールが思う方向に飛ばない、又は、思い通りのスピンがかからない、ボールがラケット面からこぼれ落ちます。

 

これはボールのコントロール練習が足りないのではなく、ストリングの状態が悪いから起きることです。

 

その現象を解消されたい方はテニスワンさんのリンクへ↓

https://www.tennis-one.jp/wp/gut-live/

スナップバックの仕組みの解説が載っており、『ガットライブ』というストリング同士の摩擦軽減液を3000円弱で購入できます。

 

 

これを毎回の練習で使うことでストリングが新品同様に可動しますので、ラケットの不備によるミスが無くなり、自分のミスだけに集中できるため、練習が効率的になります。

 

 

 

[参考]

垂直に当てることが難しいという場合、ラケットの扱い方を考える前にボールの近づき方を工夫するのが良いでしょう。

 

・ボールへの近づき方・距離の取り方に不安のある方は『ダブル・リズム(フットワーク)』という球への接近法を試してみてください。

 

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ダブル・リズム(フットワーク):

トトンットトンッ」というリズムでボールとの距離を調節するステップです。

 

アンドレ・アガシマリア・シャラポワ錦織圭選手を輩出したIMGアカデミー(ゲイブ・ハラミロ氏)で行われているステップです。

 

このステップの目的は、距離の微調整です。

このステップを入れることで、ボールとの微量な距離の誤差をなくすことができます。

 

風の影響で球が横に流れていくときや、球の着地点の予測ミスなども、このステップにより瞬時に修正できるのです。

 

 

フェデラー選手もしっかりこちらのステップを使います。

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(フェデラー2013)

 

youtu.be

(ゲイブ・ハラミロ氏の”Making Champions”)

 

 

 

また、もう一つボールが垂直に当たらない原因として身体の中で軸が維持できていない場合が考えられます。

 

・軸を保つ方法として挙げられるのが、

インパクト時に「顔を残すこと」です。

 

「顔を残す」とは、ラケット面とボールが当たる点に顔を向けたままにする(=胴体の回転と逆の方向を向こうとする)ことです。

 

慣れるまではフォロースルーが完全に終わるまで頭は向け続けたほうが良いでしょう。

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「胴体の回転の勢い」を「頭による逆を向く回転の勢い」で打ち消します。

 

打ったあとは慣性の法則によって左右の引き合いがゼロになります。

バランスの良い位置に身体が留まるので負荷なく次の球に備えることができます。

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(フェデラー)

 

 

顔を残さないと、身体の回転で顔(=軸)まで一緒に回ってしまいます。

返したい方向にボールが返らないことが起き、最期は力づくで調整することになるのです。

力づくは怪我の元です。

つまり、ストレートに打ちたかったのに意図せず身体が回りすぎてしまってクロスに行ってしまったという時などが例です。

 

顔を残さないだけで、コントロールも出来ず、打った後に体制が崩れてしまいます。体制が崩れると次のボールにすぐに向かえなくなります。

負荷をかけて身体を動かさなければなりません。

 

 

負荷をかけないために・怪我をしないために、地面を蹴りかえすなどして、体全体のバランス・軸がブレぬよう身体の中の引き合いを±0にする、打ち消す必要があるのです。

 

 

地面を蹴り返すと言いましたが、やはりここでも下半身の柔軟性を意識して身体に無理ない、余計な力の抜けた自然な蹴り返しをイメージしてください。

足首をリラックスさせてください。

 

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(ナダル2013)

ナダル選手も常に顔を残しています。

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故障しそうな打ち方をしないことは生涯スポーツをやる上では大切なことです。怪我をしない打ち方を探すと良いと思います。

 

 まず基本をボールを叩き潰す(スナップバック)イメージで打つことができれば、プロの回転とプロの球威を同時に体感できると思います。

 

 

 

6.【最後に】

インパクト時に腕とラケットが同直線上にあると、球威が上がります。

主にフラット気味のボールを打ちだす際に使います。

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 この意識があるとないとでは大きく違いますので参考にしてみてください。

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(フェデラー)

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(ジョコビッチ2015)

 

グリップを厚く握る方はジョコビッチ選手を参考にしてください。肘以降の腕とラケットが同直線上のイメージです。

 

 

以上の打ち方でフォアハンドを習得することができれば、自然とバックハンドも同じように打てるようになります。

 

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(ナダル)

 

7.【単純明快なイメージまとめ】

・脱力した手のひら支点

・ビンタ(最優先項目)

・左肩→右肩を極端に見せる

・顔面は逆方向へ

・地面押し返し

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・ラケットの遠心力イメージ

 

確認手順

①左肩→右肩→肘を極端に見せているか

(左肩を見せる前の動作時点でラケットの遠心力を感じ、その遠心力を殺さずにそのままボールへぶつけられているか)

②完全脱力した手のひらを支点にビンタできているか

③腕とラケットが同直線上にあるか

④顔はスイングと逆方向へ向けられているか

 

 

「ビンタ」できるかどうかが最重要項目です。「ビンタ」が出来なければ他の動きも連動しません。

 

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以上です。

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フェデラー選手・ナダル選手、

打ち方を完全コピーしなくても彼らの身体の省エネ動作から何か学びとれるものはないでしょうか。

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(2018 US open)