【テニス】ラケットの重さの選択について

ラケットの「重さ」に関してです。

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従来、ラケットは自身に合ったものを選ぶのが良いとされています。

これは、「現状の自身の持ちうる力に合わせた」ラケットということです。

 

技量に満足している方は自身の持ちうる力に合わせたラケットを選ぶと良いでしょう。

 

 

テニスをする目的がまだ「上達するため」の段階であった場合、

「現状の自身の持ちうる力に合わせた」ラケットより

「自分の目指すボールを打ち出す能力のある」ラケットを選ぶと良いと思います。

 

上達してからラケットを変えるよりも、

理想の球筋を出せるラケットを先に入手し

「自分の目指すボールを打ち出す能力のあるラケット」で練習する方が長期的に効率の良い練習ができます。

 

つまり、今の自分の実力に合わせるのではなく「理想」に合わせるということです。

 

『理想の球筋を出せるラケット』がわからないときは、真似したい、かつ、好きなプロの選手が使用するラケットの性能を参考にするとよいでしょう。

 

プロもアマチュアもボールは常に約60gの重さ・質量のものを使用していますが、

一方で販売されているラケットは性能が様々です。

 

プロの球筋を出したい場合、プロ選手が使用するラケット性能とほとんど同じもの、もしくはプロ選手が使用しているラケット(市販されている場合)を使用することで、プロのテニスの脱力方法が自然と身につけられるでしょう。

 

プロ選手のラケットの重量は、市販のラケットの中では比較的重めに作られており、実際に振ってみると重く感じられます。

 

プロ選手が使うラケットが、重めの設計に偏りやすいのは

プロ選手 対 プロ選手、つまり重い球を打ち合うために必要なラケットを選んだ結果なのです。

 

ラケットは約60gのボールに物理的に速度を与える役割として

一定の重量より軽めのラケットを使うと面がボールの運動エネルギーに負けやすくなります。

重めのラケットは軽めのラケットと比べ質量が大きいため、返球の際、ある程度スイートスポットを外したとしても面がブレにくく安定的に返球できます。

 

プロ選手使用のラケットは楽なラケットの操作法を知っていれば力のないひとでも重く感じません。自身の筋力や体の動かし方を見直す機会としてください。

 

その道具の能力を最大限に活用できるように自身を成長させることで上達が望めます。

(※「怪我をするような難しいラケットを選ぶ」ということではありません。多少の負荷をかけなければ「上達すること」はしにくいということです。)

 

「上達するという目的」に沿って、ラケットを選択するならば、能力の高めのラケットに自分の身体を合わせる必要があるということです。

 

 

質量(重量)が大きく設計されているラケットは以下の3つのメリットがあります。

 

① 強く打ち出されたボールにラケットが負けなくなる

② 遅めのスイングスピードでボールを飛ばすことができる

③ 体に負担がかからない打ち方ができる

 

「③」の身体に負担がかからない打ち方は

重量が大きいラケットで練習を重ねるにつれ、はじめてわかるものです。そのラケットの楽な使い方やスイング時に力のいらないタイミングを見つけていくことで、軽めのラケットを使用する時より多くの部分で体の力がいらないことがわかります。

 

https://tenagaebi2018.hatenablog.com/entry/2018/01/30/195907

上記ブログに記した、ラケットの扱い方を参考に重めのラケットに挑戦してみるのも良いかと思います。

 

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以上です。

ありがとうございました!